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歯をなくす原因のNO.1は、実は歯周病です。
日本人の約50%が、歯周病で歯を失っています。
歯周病は、歯の周りに付着している歯ぐきが、汚れや細菌(歯周病菌)の出す毒素によって剥れていく病気です。
歯の周りの骨が溶ける病気ですから、進行すると歯がぐらつき、ついには抜けてしまいます。
さらに歯周病は、生活習慣病の1つとされ、糖尿病、心臓病、早産などの原因にもなるといわれています。
歯周病の治療は、プラークコントロールが基本です。
歯科医院での歯磨き指導と、歯石を除去したりする歯の周りのお掃除といった、基本的な治療をします。
しかし、この基本的治療をしても、一生懸命歯磨きをしてもなかなか治らず、歯周病に悩まされている方が多いです。
そこで、多くの歯科医師が知恵を出し合った結果生まれたのが、薬で歯周病を治す「歯周内科治療」なのです。
簡単にいうと、「お口(歯周病)の除菌治療」です。
モニターを用いた顕微鏡検査により、お口の細菌の種類や数などを検査し、その細菌に合うお薬や歯磨き粉を用いて、お口の中をきれいに除菌します。
歯周病が進行していない場合でも、除菌を行うことにより、これからの歯周病が進行しにくくなるため、最適な予防法ともいえます。
この治療方法には4つの大きなポイントがあります。
1.位相差顕微鏡による菌の確認
2.細菌の除去薬剤の内服
3.カビの除去薬剤あるいは、カビとり歯磨き剤での歯磨き
4.除菌後の歯石とり
特に(1)は、非常に大きなポイントです。
位相差顕微鏡でお口の菌を確認しなくてはなりません。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか。
位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。まずは、ご来院の際に、ご相談ください。